カボチャ愛
私の両親は、自給自足みたいな生活にあこがれがあるのか、私が小さい頃から野菜を自分たちで作っています(もちろん買っているものもたくさんありますが)。家庭菜園よりはちょっとだけ本格的で、小さな畑を家の近くに借りて育てたり収穫したりして楽しんでいるようで、父に至っては、定年を迎えてからさらに熱心になっているようです。
ちなみに母は「あんまりやりたくないねんけどなあ。仕方なく嫌々やってるねん」と言っていますが、毎年大豊作です。
今年の10月〜11月にかけては、小ぶりながら、カボチャがたくさん穫れたようで、せっせせっせと届けてくれましたが、さすがにカボチャばかり食べられず、どんどんカボチャが溜まってしまって、でも「食べてない、いらない」とも言えないし・・・と大いに悩みました。
そして、ある日また父から「カボチャあるよ〜♪」と言われたので
「いやー、カボチャ、ありがたいけどねー、やっぱちょっと固いやん?固いから切るのが大変でさあ。あんまり毎日カボチャ切ってたら指切ってしまいそうやし、そろそろいいかなーと思ってる。カボチャはもうそろそろ、指切ってしまうし、いいわー」
とやんわり断りました。
すると父は少し寂しそうな顔をしながらも、「そうかー、危ないかー」と言いながら帰って行きました。
「お父さん、ごめんよ」と思いつつも、カボチャの悪夢から解放されるとホッとしていた数日後、父が私の不在時に何かを届けてくれたようです。
開けてみると・・・カボチャ!ええ!?この乾いてるのなに?
とか思っていたらお手紙も入っていました。
干しカボチャの使い方と、カボチャの正しい切り方、あぶない切り方。
やられた・・・